<13thなどの6弦ルートをマスターしよう>
●Gをくずしていく
次に、前のページ「覚え方4」とは別の6弦ルートのコードを作っていきましょう。基本コードをGに設定して、そこから変化させるやり方です。6弦ルートの9th系は押さえにくいので、おもにmaj7や13th系などが中心になります。
(1)GM7(Gmaj7・G△7)(Gメジャーセブンス)をつくる
基本となるGのコード(図1)を押さえます。皆さんご存知の形ですね。

基本形
G
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これが基本形のGです。
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4弦5フレットを半音さげます。そうするとGM7(図2)になります。

GM7
Gmaj7
G△7
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4弦を5フレットから4フレットに半音さげました。甘い感じの響きにかわりましたね。押さえる指を変えないといけません。
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こちらの方が押さえやすいかな。3フレットを人差し指でセーハして、中指で4弦と3弦を小セーハする押さえ方です。
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ここまでは一般的な6本の弦全てを使う押さえ方でした。しかし、4本の弦だけしか使わないのが基本ですから、もっと簡単に押さえることにしましょう。6弦ルートだから、5弦と1弦は弾かないで、6弦と残りの4・3・2弦だけを弾けばいいわけです。そうすると(図3)のように簡単になります。

GM7
Gmaj7
G△7
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どうですか、6本すべて使わなくてもメジャーセブンスのニュアンスが十分生かされていますよね。
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ところでこの形、どこかで見たことがありませんか?そう、4・3・2弦の形は「マイナー」の押さえ方でしたね。だからここからルート音を「6弦3フレットのG」から「5弦2フレットのB」に変えると、Bm(Bマイナー)になります(参考図)。
参考図
Bm
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おなじみのBmです。2フレットを人差し指でセーハして弾くことの方が多いかな。
「GM7」は「Bm/G」とほぼ同じ要素を持っていることがわかります。
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だから、逆にBmから変形してGM7を覚えるというやり方も「あり」なわけです。どんな覚え方でも構いませんよ。
メジャーセブンスだけで随分ページを使ってしまいました。13thは次ページで。
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