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テンションコード普及委員会

ポジションの覚え方

実践編

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コード・ポジションの覚え方(5)

<13thなどの6弦ルートをマスターしよう>

●Gをくずしていく

 次に、前のページ「覚え方4」とは別の6弦ルートのコードを作っていきましょう。基本コードをGに設定して、そこから変化させるやり方です。6弦ルートの9th系は押さえにくいので、おもにmaj7や13th系などが中心になります。

(1)GM7(Gmaj7・G△7)(Gメジャーセブンス)をつくる

 基本となるGのコード(図1)を押さえます。皆さんご存知の形ですね。

基本形

G

 これが基本形のGです。

 4弦5フレットを半音さげます。そうするとGM7(図2)になります。

GM7
Gmaj7
G△7

 4弦を5フレットから4フレットに半音さげました。甘い感じの響きにかわりましたね。押さえる指を変えないといけません。

 こちらの方が押さえやすいかな。3フレットを人差し指でセーハして、中指で4弦と3弦を小セーハする押さえ方です。

 ここまでは一般的な6本の弦全てを使う押さえ方でした。しかし、4本の弦だけしか使わないのが基本ですから、もっと簡単に押さえることにしましょう。6弦ルートだから、5弦と1弦は弾かないで、6弦と残りの4・3・2弦だけを弾けばいいわけです。そうすると(図3)のように簡単になります。

GM7
Gmaj7
G△7

 どうですか、6本すべて使わなくてもメジャーセブンスのニュアンスが十分生かされていますよね。

 ところでこの形、どこかで見たことがありませんか?そう、4・3・2弦の形は「マイナー」の押さえ方でしたね。だからここからルート音を「6弦3フレットのG」から「5弦2フレットのB」に変えると、Bm(Bマイナー)になります(参考図)。

参考図

Bm

 おなじみのBmです。2フレットを人差し指でセーハして弾くことの方が多いかな。

 「GM7」は「Bm/G」とほぼ同じ要素を持っていることがわかります。

 だから、逆にBmから変形してGM7を覚えるというやり方も「あり」なわけです。どんな覚え方でも構いませんよ。

 メジャーセブンスだけで随分ページを使ってしまいました。13thは次ページで。

  

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