テンションコード普及委員会

ポジションの覚え方

実践編

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コード・ポジションの覚え方(3)

●C9から変形させよう

 以下、C9を変形させる要領で他のコードを覚えていきます。押さえ方の基本は、4本の弦を4本の指で押さえやすいように押さえるだけです。セーハは基本的にあまり行いませんが、コードによっては、曲の流れからセーハする方が押さえやすい場合がありますので、そこら辺は各自お任せします。

 また、右手については、フラットピックを使ってストロークで弾くよりもフィンガーピッキングの方がやりやすいでしょう。弾かない弦をミュートするのが結構大変だからです。

(1)C9から2弦を動かすコード

・図1 C7#9(Cセブンス・シャープナインス)
    C9から2弦を半音上げます。

・図2 C7b9(Cセブンス・フラットナインス)【注:「b」はフラット記号を表す】
    C9から2弦を半音下げます。個人的にはセーハした方が押さえやすいです。

(2)C9から3弦を動かすコード

・図3 CM9Cmaj9C△9(Cメジャーナインス)よく使う。重要!
    C9から3弦を半音上げます。

・図4 C6add9(Cシックス・アッドナインス)
    C9から3弦を半音下げます。

(3)C9から4弦を動かすコード

・図5 C9sus4(Cナインス・サスフォー)(正確にはCナインス・サスペンデッドフォース)
    C9から4弦を半音上げます。これはセーハで押さえてもいいです。

・図6 Cm9(Cマイナーナインス)よく使う。重要!
    C9から4弦を半音下げます。

(4)参考:Cm9からCm7へ

・図7 Cm7(Cマイナーセブンス)
    Cm9を変化させてCm7にします。よく使いますので参考までに。

 ※ よく使うメジャーナインスとマイナーナインスは特にしっかり覚えよう!

基本形

C9

 これが基本形になります。以下、移動したポジションは赤いで記述しています。

(1)C9から2弦を動かすコード

C7#9

 小指を伸ばすだけなので簡単。

C7b9

 これは押さえる指を変えないといけないので結構大変かも。5弦-薬指、4弦-人差し指、3弦-小指、4弦-中指ですね。これ以外だと押さえられません。

 むしろセーハした方が押さえやすいかな。私はこちらを使っています。1弦と6弦は弾きません。

(2)C9から3弦を動かすコード

CM9
Cmaj9
C△9

 C9の時は薬指で3弦、小指で2弦を押弦しましたが、このコードは薬指と小指を逆にしないと押さえられませんよね。自然とそうせざるを得ないと思います。美しい響きが何とも言えない。

C6add9

 これも指を変えないと押さえられません。

 4弦と3弦をセーハしてもOK。むしろこちらの方が押さえやすいかも。

(3)C9から4弦を動かすコード

C9sus4

 

 

 

 同一フレット上に指を並べるのは結構きつい。

 これもセーハした方が押さえやすい。1弦と6弦は弾きません。

Cm9

 人差し指を1フレットまで伸ばすので最初はきついかな。でもよく使うコードなのでしっかり慣れよう。

(4)参考:Cm9からCm7へ

Cm7

 上記Cm9からの変形です。

 小指を伸ばすのが結構きつい!でもよく使うので覚えておきましょう。

 

 どうですか。うまく押さえることができましたか。慣れるためには練習あるのみです。

 結局は、特定の弦を半音上げたり下げたりするだけのことです。慣れてきたら、以下のように連続して弾いてみましょう。くり返していくうちに手が勝手に覚えますよ。最初はゆっくりで、慣れたら早く弾いてみましょう。

パターン(1)C9→C7#9→C9→C7b9→C9・・・(基本形→図1→基本形→図2→基本形・・・)

パターン(2)C9→CM9→C9→C6add9→C9・・・(基本形→図3→基本形→図4→基本形・・・)

パターン(3)C9→C9sus4→C9→Cm9→C9・・・(基本形→図5→基本形→図6→基本形・・・)

 また、全体的にフレットを移動して、違うキーでもやってみましょう。ルート音がDやEの方がフレット間隔がCの時よりも狭いので押さえやすいかもしれませんね。

  

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